
半信半疑のまま塵となる
触れる事のできない好奇心
四方に散る群衆が馬鹿らしく思えて
誤解したままで気分は晴れず
穏やかな日々が崩れ出す

縮まらない距離を繋ぎ止めて
絡み合う視線が壁をすり抜け覗き込む
この乾ききった世界の果てで
瞳に映る楽園を信じ続けていいのか
崩れた砂上の城を建て直せない

無意識のうちに直立不動のまま
宛てのない列の最後尾を指差す男と女達
禁じられた果実を口にして知らぬ顔
罪と罰を受け入れる器を置き忘れて
移り変わる景色を差し替える瞬間を恐れる

届かぬ想いは目と鼻の先
背伸びしても感じない雲を掴むような物語
折れた心を組み合わせた箱船に乗り込み
迷いなく鳴り響くトライアングルの音
癒えない傷から溢れ出す飛沫を目指して

踏みつけた罪と罰の裏側で踊る群衆の狂宴
乱れ飛ぶ血と汗と涙が乾きを潤す
不機嫌な世界の真ん中で塵を寄せ集めて
取り戻した風景はただのありふれた物語の続き
見えないはずの道が見える