
乾いた風が誰かの願いを運んでいく。
そう遠くない結末に向かって。
迷い込んだ森の中で恋い焦がれ囚われて。
心地良い揺れに虚しさを包み込み、
端から端まで繋ぎ合わせて明日を探す。

存在する事を認めれず、
失ったものばかり探し続けて空の光を見失う。
ただ傍に居てもらうことの難しさ。
流れる血が感情を越えた先で旅の終わりを知る。
生命の花が枯れ果てるまでに。

無数の屍の願い。
記憶の風景が砂と共に消え去る途中で、
理由のない涙が後悔を潤していく。
誰かの犠牲でできた足跡の残らない道を進む。
誰も迎え受け入れぬ事を忘れて。

