2010/10/16

mOkurAnjiki





乾いた風が誰かの願いを運んでいく。




そう遠くない結末に向かって。




迷い込んだ森の中で恋い焦がれ囚われて。




心地良い揺れに虚しさを包み込み、




端から端まで繋ぎ合わせて明日を探す。








存在する事を認めれず、




失ったものばかり探し続けて空の光を見失う。




ただ傍に居てもらうことの難しさ。




流れる血が感情を越えた先で旅の終わりを知る。




生命の花が枯れ果てるまでに。







無数の屍の願い。




記憶の風景が砂と共に消え去る途中で、




理由のない涙が後悔を潤していく。




誰かの犠牲でできた足跡の残らない道を進む。




誰も迎え受け入れぬ事を忘れて。







すべての我が儘が生み出す争いの果てに、




日々の喜びが錯覚である事に辿り着く。




深く傷つき悩み苦しむ事で価値を求め、




正しいものが形を変えては壊れまた創られる。




幸せという曖昧な願いに救われるために。







どこにも言葉はない。




無力な集まりが美しい景色を生み出す。




感情が揺さぶられる瞬間はすでに過去の記憶。




夢に預けれない独り善がりの現実逃避。




絶望の裏に灯された微かな希望が蕾のままで。